半額のパック寿司より魅力的か否か

半額のパック寿司を食べながらツイッターのタイムラインを眺めていた。

好きじゃないVTUBERの画像が見えた。

僕はアルコールで若干脳がアレしていたので脊髄反射

「〇〇より半額のパック寿司の方が魅力的なんだよなー」

とツイートした。

〇〇より半額のパック寿司の方が魅力的なのは疑い様の無い事実だ。

半額のパック寿司は手強い。

有象無象では大概負ける。

そして半額のパック寿司に負ける様な存在について僕は考えたくなかった。

そんなものに時間を割きたくない。

お前は半額のパック寿司にすら勝てないんだぞ。

これは暴論なんかじゃない。

半額のパック寿司に負ける方が悪い。

そこで思った。

半額のパック寿司を”尺度”としてはどうか?

自分にとってその存在は魅力があるかどうかを半額のパック寿司を使って判定するのだ。

例えば「下らない苛立ち」について考えてみる。

何か、知り合いに自分に一切非の無い事で文句言われたとか、そういう、あれ。

まぁ、その、下らない苛立ちが遠因で半額のパック寿司を僕は食べていたんだけど、

半額のパック寿司と下らない苛立ちを比べてみるのだ。

どちらか大切か?

間違いなく半額のパック寿司だ。

そして半額のパック寿司に負ける何かの事なんてもう考える必要がないのだ。

僕たちは半額のパック寿司に負けない大切な何か。

廻らない寿司屋だとかについてだけ考えておけばいいのだ。

あとDead by Daylightとか。

半額のパック寿司に負ける何かでイライラしたりしない。いいね?

 

(※この文章は筆者が酔っていた時に書いたものを

加筆修正したものになりますが土台が土台なので若干ふわふわしています)

名前会議

「あ、先生。新連載の原稿読んだんですけど」

「はい」

「1個。1個だけちょっと相談があって」

「だめですか?」

「いや……まぁ1個だけ。それ以外全部良かったんで。まぁ1個だけ」

「良かったですか?」

「良かったですよ。売れる!ってなりましたね。先生節が、こう……出てました。出てましたよ」

「出てたんですか」

「なんで1個だけ。1個だけなんで」

「はい」

「主人公の女の子いるじゃないですか。女子中学生」

「はい」

「吉沢歯茎っていうのはちょっと」

「まずいですか」

「まずいっていうか……。まぁでも変えて貰えたらなぁって……」

「……」

「ここだけ!ここだけなのでね!あとはもう、あれ……あの完璧でしたんで」

「変えます」

「はい。ありがとうございます」

「名前は僕が考えても?」

「…………はい、もちろんです」

「吉沢……」

「はい」

「吉沢鼻孔とか」

「いや……」

「まずいですか?」

「まぁちょっと……」

「ちょっと?」

「まぁ変えた方がいいですね」

「それはヒットの法則性とか?」

「まぁ、その……そうですね。法則性が、はい、法則がヤバイので」

「変えます」

「ありがとうございます」

「どういう名前がいいですか?」

「食べ物の名前とかどうですか?」

「食べ物」

「女の子に食べ物の名前ついてるのは受けがいいんで」

「あー」

「ありますよね、そういうの」

「はい」

「そういう感じで」

「はい……じゃあ、えっと」

「思い付きました?」

「そうですね……吉沢生姜焼きっていうのは」

「いや……」

「まずいですか?」

「ちょっと……生姜焼きは男の子だなぁ!」

「はい」

「まぁ……うん……もう一度変える勇気っていうか」

「変えます」

「はい、お願いします」

「吉沢親子丼」

「いや……様々な意味でまずいかな……」

「……」

「もっかい……もう一回だけ変えましょう」

「吉沢餃子」

ドラゴンボールみたいになっちゃうんで……」

「どういう食べ物がいいんですか?」

「甘い方が……」

「あー」

「甘いやつ頼みます」

「えー……吉沢甘酒」

「…………まぁ大分近いですね」

「近いですか」

「近い……ですね。もう少しです」

「なるほど……じゃあ……吉沢コーラサワー

「離れましたね」

「えー…………編集さんならどういう名前つけるんですか?」

「え」

「例えば」

「え…………」

「なんか編集さんからも一個」

「そうですね……」

「……」

「吉沢マロン」

「……」

「……」

「……」

「いや!これはないですね!今のは無しで」

「はい」

「もっかい0から考えましょう」

「……はい」

 

名前会議は続く。(終わり)

 

 

 

 

 

探偵界有識者会議

「これより探偵界有識者会議を始める。」

 

 探偵界有識者会議とは何か。探偵という概念の拡張の果てに全てのネタが出尽くしたと思われる探偵モノ。飽和状態にある探偵界に一石を投じ新たな流れを作りだす事を目的に、カクヨムで☆20くらいつきそうなネタを考える。Discordとかで夜通し開かれる。月2くらいで開かれる。

 

「探偵SFというのはどうでしょうか」
「一応聞こう」
「探偵が自己増殖を続け日本人の全てが探偵になってしまった近未来で主人公が犯人を探して旅をする話です」
「わけわからんパクり方やめろ」

 

「物理反射探偵というのはどうでしょうか」
「それはどういう」
「物理攻撃を反射する特性を持っているんです。プレイヤーが戦闘に慣れた頃にエンカウントするのでオート戦闘にしたまま戦闘開始すると全滅させられるんですよね」
「なんだか判らんが探偵の話をしろ」

 

探偵!ナイトスクープというのはどうでしょうか」
「探偵だけどそういう事じゃねえ!」

 

「人修羅探偵というのはどうですか?別作品の主人公が隠しボスとして出てきてやたら強いっていう」
「お前1回アトラス製RPGから離れろや」
「あ、複数の探偵を悪魔合体させていって、より強い探偵を作り出すRPGはどうでしょうか」
「探偵小説の!話をしろや!探偵!ミステリー!推理!小説!」
「こいつ必死だぜ」
「お前いつか殺すからな」

 

「次の五輪における端艇はどうでしょうか」
「知らねえよ!オール使ってボートでレースする競技を端艇と言うなんて誰も知らねえよ!俺も探偵で変換する中で今初めて知った単語だわ!」

 

「突っ込み単調ですね」
「あぁ?」
「すみません」

 

ザオリク探偵というのはどうでしょうか。被害者を蘇生して犯人誰か教えてもらうんです」
「RPGから離れろ!アトラス以外のRPGならいいわけじゃねえよ!」

 

「突っ込みやっぱ単調ですよね」
「……」
「突っ込みがその」
「……」
「すみません」

 探偵界有識者会議(午前4時の部)、閉会。